こんにちは!
今日は、助産師になるためにはどのようなルートがあるのか、それぞれ比較してご紹介していきたいと思います。
助産師になりたいと思う方はぜひ参考にしてみてください。
助産師になるには
日本で助産師になるには、まず看護師免許の取得が必要です。
看護師国家試験に合格しなければ助産師免許はもらえません。
ちなみに看護師になるには、
・高等学校の看護専攻科に通う・・・高校3年間+2年間で卒業
・高校卒業後、看護専門学校に通う・・・3年間で卒業
・高校卒業後、大学の看護学部に通う・・・4年間で卒業
主にこの3つのルートがあります。
これらのルートを通ってから助産師を目指す形になります。
助産師になるためのルート4選
高校、専門学校、大学それぞれの看護師過程に進んだ後は、以下のルートがあります。
・助産師専門学校に通う(1年)
・大学の助産学専攻科に通う(1年)
・助産師過程のある大学院に通う(2年)
・大学に通っている場合はその学校の助産専攻を受講する(大学の4年生の夏ごろから卒業まで)
それぞれにメリット・デメリットがあるので比較していきます。
比較
ちなみに在学中に取得できる資格は、ほとんどの場合、助産師国家試験受験資格、受胎調節実地指導員、NCPR Aコースは取得できます。
募集要項に記載がなくてもほとんどの場合この3つは取得ができます。
NCPR Aコースがない学校もありますが、これは卒後いつでも個人で申し込めば取得できる資格になっているためそれほど重要性は低いでしょう。
助産師専門学校
ほとんどの場合1年課程です。
受験資格に大学卒の学位は必要ありません。
カリキュラムは大学の専攻科と大差ありません。
最大の違いは教員だと思います。専門学校では博士号や修士号がなくても教えられます。
助産師や産婦人科医等であることは変わりありませんが、研究や論文の記載、学会発表などにおいては経験が少ない教員も多いのではないかと思います。
とはいえ、助産師として当然の専門職としての知識や経験を備えていることには変わりありません。
それぞれの学校によって売りにしている点がかなり変わってきます。
推しているポイントが学校によって異なり、例えば最新機器で演習できる点を押している学校もあれば、歴史がある点を推している学校、ヨガクラスやアロマクラスなどの演習に力を入れている学校など様々です。
自分に合った学校を見つけやすいと思います。
大学の助産学専攻科
通常、専攻科とは1年課程のことを指します。
大学の4年間の中で助産課程に進む場合とは異なります。
ほとんどの学校では受験資格に大学卒であることを条件にしています。
1年間助産師教育のみを行います。
カリキュラムも専門学校と大差ありませんが、文献検討などの研究をやる所もあります。
教員は通常大学と同じく大学教授、准教授、助教など最低限博士号を取得しています。
アセスメントの掘り下げ方の指導や記録物の記述方法、研究論文の書き方などは専門学校よりも優れていると思います。
ただ助産学専攻科では学位は取得できません。
修士や博士を取りたければ、大学院に通う必要があります。
大学院
大学院で助産師の資格が取れるケースです。
大学院なので受験資格に大学卒の学位が必要です。
2年間で助産師国家試験受験資格と修士号が取れるので魅力的ではありますが、やはり多忙になるとは思います。
私は1年課程を経験しましたが、助産師教育は1年でも詰め込みすぎだなと思いました。
それに加えて普通の修士課程を同時進行でこなすため、ハードスケジュールになると思います。
体力があり両立する自信があって、助産師の資格と修士号を両方取りたい!という方には良いでしょう。
学校選びのコツ
助産師になるためのルート4選を紹介してきました。
ホームページなどではあまりわからない点が多いため、オープンキャンパスや入学説明会に行くことをおすすめします。
説明会に行っていない人を有無を言わさず落とす学校もあるらしいです。
全然広告に力を入れていない学校の方が人気度が高かったりもします。
何を基準に学校を決めれば良いのかは次の記事でご紹介していきます。
是非参考にしてみてください。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。また見てねー!
助産師ソラ